黒尾さん(大学生)
レッスンを受ける前に困っていたこと、悩んでいたことは?
・高い音をたくさん歌うと、のどが疲れて、一曲歌い切るうちにその高さの音が出なくなる。
・裏声を出すことができない。
レッスンを受けてみた感想、印象は?
ボイストレーニングにはきちんとした理論があって、自分の声の診断と今の自分にあった処方が必要だと理解した。その処方をしてくれる人として、伊藤先生がいてくれたおかげで、自分のトレーニングの道筋が見えた。レッスンを始めてすぐに、『これなら成長できる』という実感が湧いた。
ボイストレーナー伊藤の印象は?
・よく好きこそものの上手なれと言いますが、伊藤先生はボイストレーニングが好きすぎて歌や教え方が上手になりすぎた方(笑)
・どんな些細な疑問にも丁寧に答えてくれる
・伊藤先生が言うことやっておけば大丈夫、という絶大な信頼を置ける方
どのような方にレッスンをお勧めできますか?
声に悩みがある人ならどなたでもお勧めできます!ただ、私は歌声を大きくしたくてやってます!
今後、ボイストレーナー伊藤とどのようなお付き合いをしていきたいですか?
今まで通りずっと仲良くしていただければなと思います!!笑
Before Afterとその解説
Before ①(地声と裏声の混合状態)
Before ②(地声)
Before ③(裏声)
After ①(裏声)
After ②(地声と裏声の融合状態)
解説
黒尾さんの場合は、レッスンを開始した当初から Before ① のように、地声と裏声がつながっていたのですが、逆に地声と裏声を分けて使うことができなくなっており、『地声と裏声の混合』という状態に陥っていました。これは地声と裏声が十分に育っていない段階で、不適切につながってしまった場合に起こる現象で、本来、地声と裏声が適切につながった状態(これを『地声と裏声の融合』と言います。)では、地声と裏声をつなげたり、分けて使ったりすることが自由自在になります。
黒尾さんは、地声と裏声が未熟な段階でつながってしまっていたために、地声と裏声の境い目(喚声点)付近の音を強く出すことができず、無理に強く出そうとしてのどがすぐに疲れてしまったり、また、意図的に裏声を出すことができなかったものと考えられます。
そこで、混合状態を取り除くために、一度、地声と裏声を完全に分離する作業を行い、そのうえで地声・裏声を育てなおすことから始めました。Before ② は地声を強化する時に行っていたトレーニングの一例、Before ③ は裏声を見つけ出そうとしていた時の録音、そしてAfter ① はトレーニング後の裏声の録音です。
そして、地声と裏声が育ってきたことを確認した上で、地声と裏声を適切につなげるトレーニングを行いました。そのトレーニング後の録音が After ② の録音です。Before ① に比べ、地声自体も強くなり、また無理なく強い音で地声と裏声をつなげることができるようになっていることがわかると思います。
阿河さん(主婦)
レッスンを受ける前に困っていたこと、悩んでいたことは?
地声と裏声が完全に分かれてしまっていて、滑らかにつなげて歌うことができませんでした。地声を張り上げて歌っていたせいで裏声はスカスカで、歌える音域が狭い(地声の音域でしかまともに歌えない)のが悩みでした。
レッスンを受けてみた感想、印象は?
それまでの自分の発声方法がいかに間違いの多いものであったか…と、まさに目から鱗でした。何が間違っていて何が正しいか、確かな知識と明確な言葉で示してくださるので、理解しやすかったです。発声についてどんな質問をしても答えてくださるので、知らないことなどないのでは?と思ってしまいます(笑)。
ボイストレーナー伊藤の印象は?
とにかく知識が豊富で、その伝え方がとても上手だと思いました。いろいろな質のボイストレーナーがいる中、伊藤先生は発声や声帯について深い理解があるので、説明に説得力がありました。ひとつのことについて、相手に応じてその人の理解しやすい表現で伝えてくださるので、理屈を知りたい人や、理屈だけでなく体の感覚で覚えたい人など、いろんなタイプの人に対応できる先生だと思いました。
どのような方にレッスンをお勧めできますか?
歌を歌われる方、どなたでも一度受けてみてほしいと思いますが、その中でも、自分という楽器を思い通りにコントロールしてのびのびと歌いたい方に、特にお勧めしたいです。
今後、ボイストレーナー伊藤とどのようなお付き合いをしていきたいですか?
できることが増えると先生に報告したくなります。これからもビシビシ指導&成長を見守っていただきたいなと思います。伊藤先生自身も人前で歌を歌われる方ですので、個人的にはいつか一緒にステージに立ってみたいですね。
Before Afterとその解説
Before
After
解説
阿河さんの場合は、地声と裏声の切り替えポイントにおいて、地声に比べ裏声が極端に弱いことが原因で、地声と裏声の間に大きなギャップが生じており、そのせいで地声と裏声を滑らかに移動することができなかったり、裏声がふわふわして音が不安定になったりいました。
そこで、地声と裏声の間にあるギャップを埋めるため、阿河さんの良さは残しつつも地声で張り上げるくせを少し取り除き、裏声を強化していくトレーニングを行いました。
After の録音では地声と裏声の移動がスムーズになり、音も安定してきていることがわかると思います。
まだまだ地声・裏声ともに強化していく余地がありますので、さらにトレーニングを続ければ、もっとパワフルに歌えるようになると思います。
青木さん(主婦)
レッスンを受ける前に困っていたこと、悩んでいたことは?
ふわふわとして、芯のないボーカルが悩みでした。 特にアカペラでメインボーカルを歌うことが多く、クライマックスで他のメンバーも盛り上がってきたところにかき消されてしまわないよう、メンバーが控えめに歌うようにしてくれたりするのを不甲斐なく思っていました。
レッスンを受けてみた感想、印象は?
私の場合は遠方に住んでいることもあり、遠隔でのレッスンで、今どのレベルにいて次のステップへはどうするといいかというアドバイスをいただきながら、成長過程を見守っていただいていたような形です。 伊藤先生がお話くださったことを後から「このことだったのか!」と気づいたり、迷っていたら正解を教えてもらったりしたことで、自身でのトレーニングの心強い道しるべとなっていました。
ボイストレーナー伊藤の印象は?
スタイル(歌唱法など歌い込みの指導)のボイストレーナーが多い中、伊藤先生は声帯、発声におけるプロフェッショナルだなと思っています。 自己の経験だけでなく、ありとあらゆるケースに合わせたレベルアップ方法をお持ちだと思います。
どのような方にレッスンをお勧めできますか?
より強く、より太い声で伸び伸びと歌いたい方。
今後、ボイストレーナー伊藤とどのようなお付き合いをしていきたいですか?
定期的に今の自分の発声や声帯の使い方について見ていただき、声の変わっていく楽しみを一緒に共感していただきながらさらなる高みへ伸ばしていきたいです。
Before Afterとその解説
Before
After
解説
青木さんの声がクライマックスになるとバックコーラスに埋もれてしまう原因は、裏声が弱いことにありました。
Before の録音は、レッスンを開始しておよそ2ヶ月の時に送っていただいたものです。この時点でもレッスン開始時に比べるとかなりの改善が見られていましたが、まだまだ裏声が弱い印象でした。
その後、更に裏声を強くするための練習を継続していただき、送っていただいたのが After の録音です。
録音環境が違うので、単純に比較することはできませんが、それでも After については裏声の力強さが増してきていることが分かると思います。
特に、『I don't care what they're going to say』(Before 01:01、After 01:02)の部分では、Before では無理に強く出そうとして、声がかすれていますが、After では無理なく力強い裏声を出すことができるようになっています。
それにしても Before のお子さんの声がとても可愛らしいですね(^^♪