代表の経歴

伊藤 俊輔

プロフィール

京都大学法学部卒業
自身も「地声の最高音がF#4」、「裏声が全く出せない」、「1年に10回はのどを壊す」というところから発声を改善。その経験から、同じように悩む人を救いたいと思い、ボイストレーナーとして活動を開始。
解剖学、音声学等に基づいた感覚に頼らない論理的な指導が支持され、これまで日本全国で70を超える企業・大学・団体にボイストレーニングを指導。
音楽専門出版社リットーミュージックのオンラインヴォーカルスクールに、日本全国、約900教室、1万人を超えるボイストレーナーの中から発声指導担当の講師として選任される。
現在までの受講者は3,000人に達し、ボイストレーニングを解説するTwitterアカウントのフォロワー数は7,000以上。

【メディア掲載実績】

  • 2023年8月17日
    リットーミュージック発行「アカペラスタイル」に代表のインタビュー記事が掲載されました。
  • 2023年5月28日
    当教室が日本テレビ「スクール革命」の企画『声はどこまで遠くに届く?』の情報監修を行いました。
  • 2022年12月12日
    代表のアカペラ指導の様子がVocal Magazine Webにて特集されました。
    https://vocalmagazine.jp/technique/vocal-method/221212_christmas_eve/
  • 2022年11月16日
    代表の記事「プロ直伝! 自宅でできるボイストレーニング10選」がVocal Magazine Webに掲載されました。
    https://vocalmagazine.jp/technique/vocal-method/221108_ji

【主な出演実績等】

Acappella Style Challenge 2023(WEST STAGE)審査員
JAM2007出演
KAJa!2005、2006、2007、2015 出演
Acappella Open Collection (Season1) 金賞受賞

【講演実施団体】

武田薬品工業株式会社「プレゼンテーションのためのボイストレーニング講座」仁愛大学人間生活学部子供教育学科 特別講義「保育者を目指す人のための発声講座」兵庫県立鳴尾高等学校軽音部Vocal Asia Japan Spring CampVoices合宿 2010、2013、2015、むらさきのうえ♪合宿 2015、北陸学生アカペラ団体DOOR合宿2017、シズオカペラ合宿2016、ヴォーカル関西主催ワークショップ、苗場アカペラ合宿主催ワークショップ、信州アカペラ振興会主催ワークショップ、大阪市立大学 Accord、武蔵大学 amoroso、名古屋市立大学 Andante、社会人サークル Artifac Tone、東京工業大学 あじわい、宮崎大学 B.O.I、関西大学 Brooklyn304、國學院大學 びぃぐる、明星大学 カラフル、早稲田大学 Choco Crunch、立命館大学(衣笠キャンパス) Clef、京都大学 CrazyClef、関西学院大学 Crescent Party、九州アカペラサークル CUE、東北大学 del mundo、筑波大学 Doo-wop、立命館大学 Empire Cast、近畿大学 Fruits Note、福井大学 ふれんど、静岡大学 GARDEN、神戸大学 GhannaGhanna、名古屋工業大学 Grazie‼、東京都市大学 Groove、法政大学 はもるぷ、九州大学 HarmoQ、長崎大学 はもねぴあ、大東文化大学 ハーモニー・コリン、熊本大学 Higo-Pella、大阪大学 inspiritual voices、岩手県立大学 JellyBeans、宮城教育大学 奏、明星大学 カラフル、北海道教育大学[kapela]、東京大学 LaVoce、昭和大学 LongFlags、武蔵野大学 MAM、龍谷大学 mix-voice、南山大学 みなみやま、龍谷大学 MOUSA、北海道大学 NoSeRA、大阪府立大学 ONE BEENS、同志社大学 One Voices近畿大学 OverScale愛知淑徳大学 P∀SH、東京理科大学 Pe☆rappella、京都産業大学 PureVoices、福島大学 Rainbow Pumpkin、東北学院大学 reMix、山口大学 SAS、佐賀大学 Smile、日本大学 Sol-fa、立命館大学(南草津キャンパス) Song-genics、大阪教育大学Sound☆Sprout、横浜国立大学 Stairways、東海大学 T.N.X、学習院大学 Twinkle、静岡県立大学 The Vivaledge、関西大学高槻キャンパス Vocalise、東京理科大学 Voice training部、岩手大学 VOIVOI ※ その他個人レッスン実績多数

代表の発声改善の経緯

私は典型的な悪い発声でした!

  • 高い声を出そうとすると声を張り上げてしまう
  • 裏声を出すことができない
  • すぐに喉を壊してしまう
  • 自分の声だけ浮いてしまって他の人と上手くハモれない
  • 正しい音で歌えない

信じられない話かもしれませんが、これらはすべて私自身がかつて抱いていた悩みです。
現在こそボイストレーニング教室を営んでいる私ですが、歌をはじめてまもないころは、自分の発声の悪さに周りの誰よりも苦しめられていました

学生時代、私はグループで音楽活動をしていました。
始めてまもない頃こそわかりませんでしたが、歌を本格的にたしなむにつれて、私は自分が悪い発声の典型例だということに、だんだんと気づきはじました。
「自分が下手なせいで、メンバーに迷惑をかけているのではないか……。」
ぬぐえない不安に耐えきれなくなった私は、インターネットを使って、ボイストレーニングの情報を片っ端から集めることにしました。

ところが、情報収集をはじめてまもなく、私は大いに混乱しました。
それというのも、発声について述べられていることが人によってあまりに違いすぎたからです。
とあるブログでは「腹式呼吸が大切だ」と書かれているのに、別のサイトでは「腹式呼吸など無意味だ」と主張されていたり、といった具合です。
同じテーマについて別々の人が正反対のことを述べている、といったことが、当たり前のように散見されたのです。

てんでばらばらな情報のうち、いったいどれを信じていいのかわからず、私は仕方なく見つけては試す、見つけては試すということを繰り返しました。
「このまま練習を続けていて、本当にうまくなれるのだろうか……。」
不安が募るばかりだったことを、今でもよく覚えています。

ある日突然声が出なくなった!

ちまたにあふれる情報に振り回されながらも練習を重ねていたある日、悲劇が私をおそいました。

なんと、最低音から数えて3半音分しか声を出せなくなってしまったのです。
しかも、それは大切なオーディションのわずか1週間前のこと。

「どんな歌い方をしたらこんな状態になるんだ!このままだと一生声が出なくなるぞ!」
大慌てでかけこんだ病院で、私はお医者さんからこっぴどく叱られました。
このまま一生、声が元に戻らなかったら……。
暗い病院の待合室で、絶望と不安に打ちのめされたのを覚えています。

結局、その後は安静にしていたものの、ついにオーディションまでに声が治ることはありませんでした
本当に悔しくてたまらなかったです。
すでに15年以上がたった今でも、あのときのつらい気持ちは忘れることができません。

本当に効果のあるボイストレーニングは論理的に説明がつくもの!

苦い経験から、私は二度と喉を壊すことがないよう、一つの誓いを立てました。
それは、ボイストレーニングに関する情報をすべて鵜呑みにすることなく、「本当に信頼できる情報のみを選び取る」ということ。

そして、そのときに採用した判断基準は、「感覚だけに頼った説明になっていないか」、すなわち「論理的に説明がつく情報か」というものでした。

自ら立てた誓いを固く守って、私は理論的に体系化されたトレーニングだけを、コツコツ地道に続けていきました。
するとどうでしょう。
それまでの自分が嘘だったかのように、私はいつしか理想の声を手に入れ、「どうやったらそんなに良い発声になるんですか?」と、人からたびたび聞かれるまでになったのです。

「本当に効果的なトレーニングは、論理的に説明がつくものである。」
私はそのことを、自らの経験を通してはっきりと実感しました。

そして、大学を卒業したのち、私は「同じ悩みを抱える人たちの助けになりたい」という想いからボイストレーナーとして活動を開始し、以来10年以上にわたって、2000人以上の方を指導させていただきました。

指導経験を通して確信したのは、やはり「感覚に基づいた練習は、合う人と合わない人がいるが、論理的に説明がつく練習であれば、自分だけではなく誰にでも効果が期待できる」ということです。
しっかりとした理論に基づき、その人の喉の状態に応じた練習をすれば、たとえ1日5分の練習でも着実に声は改善していくのです。
実際、これまで多くの方々がレッスン開始からすぐに効果を実感し、「今までやっていた発声練習はなんだったのか?」と驚かれるのを、私はこの目で何度も見てきました。

すべての人に声を出す喜びを

発声が悪かったあの頃、喉に負担を感じながら、そして声に悩みを抱えながら歌うことは、本当に苦痛でした。
それにもかかわらず、私は歌うこと自体は好きで好きで仕方ありませんでした。
だからこそ、発声のせいで歌うことを苦痛に感じなくてはならないのが、本当に悔しかったのです。

そんな私の人生を、論理的なボイストレーニングは180度変えてくれました。
発声の悩みから解放され、歌うことに心から喜びを感じられるようになった。
そのことが、15年以上経った今でもずっと、私が歌を続けていられる理由の一つかもしれません。

歌や声について、以前の私と同じような悩みを抱えている方は大勢いらっしゃると思います。
論理的なボイストレーニングであなたの悩みを解決し、「より豊かな人生の実現」のお手伝いをさせていただければ、私にとってこれ以上幸せなことはありません。

声を出す喜びは、より豊かな人生を実現することにつながると、私は心から信じています。

ボイストレーニング教室 LogiVo
代表 伊藤 俊輔