オンラインのボイトレでも上達できる?LogiVoがオンライン専門を選んだ理由

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伊藤 俊輔

京都大学法学部卒。解剖学・音声学等の科学的根拠に基づいた論理的な指導が支持され、これまで70を超える企業・大学・団体に対し、ボイストレーニング講座を実施。受講者は3,000人を超える。

「ボイストレーニングは、対面で先生と向き合って受けるもの」

そう思っている方ほど、LogiVoが「オンライン専門」と知った瞬間に、ページを閉じてしまうかもしれません。

正直に言います。

オンライン専門という形は、コストを抑えるための妥協でも、対面の代わりの次善策でもありません。

むしろ、「感覚ではなく、理論と事実に基づいて発声を教える」という指導方針を突き詰めた結果、たどり着いた形です。

この記事では、なぜLogiVoがオンライン専門になったのか、そしてオンラインで発声を指導することにどのような意味があるのかを、これまでの経験をもとに正直にお話しします。

目次

なぜLogiVoは「感覚」ではなく、理論と事実を重視するのか

アカペラサークルに所属していた頃、私は自分の声に長年悩んでいました。

高音が全く出ない。

無理やり高音を出そうとして、喉を何度も壊してしまう。

そして、医師から「今の歌い方を続けたら、一生歌えなくなる」と告げられた経験があります。

そこから私は、解剖学や音声学を学び、発声を一から考え直しました。

その過程でミックスボイスを習得できたとき、強く感じたことがあります。

発声の改善は、感覚的な言葉のやり取りだけでは再現性が低い。

「もっと喉を開いて」

「お腹から声を出して」

「頭に響きを感じて」

こうした感覚的な表現は、指導の中で役立つこともあります。

しかし、同じ言葉を使っても、受け取る人によってイメージするものが異なります。

そこで私は、声帯や喉頭などの身体の構造、声が生まれる仕組み、そして実際に音がどのように変化するのかを理解した上で発声を指導することを重視するようになりました。

対面とオンラインの両方を経験してきたからこそ

開業当初、私は対面とオンラインの両方でレッスンを行っていました。

プロとして独立する以前から、全国のアカペラサークルへ出張して発声講座を行っていたこともあり、日本全国に「習いたい」という方がたくさんいたというのが、その一番の理由です。

しかし、実際に教室を開いてみると、アカペラをしている人以外にも、京都にある教室まで、東京や名古屋など遠方からわざわざ通ってくださる方も少なくありませんでした。

理由を尋ねると、

「歌い方を教える教室はたくさんあるけれど、発声そのものを、しかも科学的な視点で指導している教室はなかなか見つからない」

という声が多くありました。

そこで、

「本当に必要としている人に、場所に関係なく受講してもらうためにも、オンラインに特化したほうがよいのではないか」

と考えるようになりました。

しかし、当初はまだ、対面とオンラインを十分に比較できるほど、オンラインでの指導経験が多かったわけではありませんでした。

その状況が大きく変わったのが、コロナ禍です。

コロナ禍をきっかけに、オンラインでのレッスン比率が大きく高まりました。

それまでにもオンラインレッスンは行っていましたが、オンラインで受講する方が増えたことで、さまざまなタイプの受講者に対して、継続的にオンラインで指導する機会が増えました。

その結果、オンラインでの指導について、より多くの経験を蓄積できるようになりました。

そして、対面とオンライン、それぞれの形式で指導を続ける中で、オンラインには、単に「遠方からでも受講できる」という以上の利点があることを実感するようになりました。

自分の姿を画面で確認しながら発声できる
姿勢、口の動き、身体の使い方などを、先生から指摘されるだけでなく、自分自身でも確認できます。

レッスンを録画して後から復習できる
レッスンの録画を見返すことで、レッスン中には気づかなかった自分の動きや声の変化にも気づきやすくなります。
また、講師の説明をもう一度確認できるため、レッスン後も指導内容を振り返りながら練習に取り組めるようになりました。

こうして、オンラインレッスンの経験を積み重ねる中で、私たちの指導現場では、オンラインでも対面に劣らず、むしろオンラインの方が上達が早いと感じられるケースも多くなりました。

もちろん、これは「対面よりオンラインが常に優れている」という意味ではありません。

対面には対面の良さがあります。

ただ、少なくとも私たちが行っている、発声の仕組みを理解しながら身体の使い方を改善していく指導においては、オンラインには明確なメリットがあると感じるようになりました。

そして、オンライン専門へと舵を切ることを決めました。

※実際のオンラインレッスンについて詳しく知りたい方は、体験レッスンの詳細をご覧ください。

「大きな声を出さない」プログラムも、オンライン専門になる前から生まれていた

LogiVoの現在の指導プログラムには、もう一つ大きな背景があります。

かつて指導していた受講者の多くは、下宿で暮らすアカペラサークルの学生でした。

大きな声を出す練習をしたくても、住環境がそれを許さない。

そこで私は、

「大きな声を出さずに発声を改善するにはどうすればよいか」

を考え始めました。

最初は、住環境による制約から生まれた工夫でした。

しかし、実際に指導を続けていくと、興味深いことがわかってきました。

声を出す練習を先に行うと、力んでしまう受講者が少なくありません。

一方で、声をあまり出さないトレーニングを先に行ってから歌ってもらったり、話してもらったりすると、力み癖そのものが出にくくなるケースが多々ありました。

この気づきをもとにプログラムを本格的に開発していったところ、大きな声を出す練習を中心にしていた頃よりも、むしろ発声の改善につながるケースが増えていきました。

さらに、大きな声を出さない設計であるため、自主練習の場所を選びません。

防音設備のない自宅でも、トレーニングに取り組みやすい。

その結果、練習できる時間や頻度が増え、上達のスピードにも良い影響が生まれました。

つまり、LogiVoのプログラムは、

「オンラインレッスンに合わせて作ったもの」

ではありません。

より良い発声指導を追求し、受講者の切実な制約からトレーニングを改善していった結果、オンラインという形態と非常に相性の良いプログラムになったのです。

LogiVoの指導とオンラインが相性の良い3つの理由

1. 大きな声を出さないトレーニングだから、自宅で実践できる

LogiVoのトレーニングは、大きな声を何度も出すことを中心にしたものではありません。

身体の使い方や発声の土台を整えるボディワークを中心に、声帯と息の使い方、響きの作り方を改善していきます。

そのため、防音設備のない自宅でも取り組みやすく、練習場所を選びません。

これは、オンラインレッスンとの相性が非常に良い部分です。

「自宅では大きな声を出せないから練習できない」という状況を避け、日常生活の中で継続的にトレーニングに取り組むことができます。

2. 「感覚」ではなく「事実」を土台に指導できる

冒頭でお話しした通り、LogiVoの指導では「もっとお腹から」「喉を開いて」といった感覚的な言葉だけに頼らず、身体の構造や仕組みを理解した上で発声を捉え直すことを重視しています。

しかし、理屈を頭で理解しても、それが自分の身体で実際にできているかどうかは、また別の話です。

対面レッスンでは、受講者は先生の姿を見ながら発声することが多く、自分の姿勢や口の動きがどう変化したかを、その場で自分自身が確認する機会は限られます。

一方、オンラインでは、自分自身の姿を画面で確認しながら発声できます。

姿勢や口の動き、身体の使い方をリアルタイムで確認できるため、

「理屈ではこう動くはずだ」という理解と、

「実際に自分の身体がどう動いているか」という観察結果を、

その場で照らし合わせることができます。

もちろん、画面に映る自分の姿だけですべてがわかるわけではありません。

だからこそ、講師からの専門的なフィードバックと、自分自身による観察を組み合わせます。

感覚だけに頼らず、実際に観察できる身体の動きと理論を照らし合わせながら、発声を組み立て直していく。

その指導方針にとって、自分の姿を客観的に確認できるオンラインという形式は、単なる利便性以上の意味を持っています。

3. 「理解」と「実践」のズレを、レッスンの外でも確認できる

LogiVoの指導は、感覚的な模倣ではなく、身体の構造や仕組みの理解を土台にしています。

そのため、レッスン中に「なるほど」と理解できたつもりでも、実際に一人で練習してみると、

「これで合っているのか」

「理屈は分かったはずなのに、身体がうまく動いていない気がする」

といったズレに気づくことが少なくありません。

これは理論を軽視しているからではなく、むしろ理論を大切にしているからこそ生まれる疑問です。

オンラインレッスンでは、レッスンの録画を見返しながら、講師がどう説明していたかを確認できます。

また、レッスン内容を整理した復習用テキストも提供しているため、

「結局あの理屈はどういうことだったか」

を、記憶だけに頼らず、記録に基づいて確認し直すことができます。

そうして理解と実践のズレを自分でも確認しながら、次のレッスンまでの練習に取り組むことができます。

感覚に頼らず理論で発声を組み立てる以上、レッスンの前後も含めて、

「理解したことが、実際の身体の動きに正しく反映されているか」

を確認できる環境は欠かせません。

オンラインには、一般的なメリットもあります

もちろん、オンラインには、移動時間や交通費がかからないというメリットもあります。

仕事や家事の合間に自宅から受講できるため、レッスンを継続しやすいことも大きな利点です。

発声トレーニングは、継続して取り組むことが重要だからこそ、通学の負担が少ないことは決して小さなメリットではありません。

オンラインならではの不安に、正直にお答えします

通信トラブルが起きたら、レッスンはどうなるの?

日によって回線が不安定になることは、実際にあります。

その場合は、レッスンを丸ごと振り替えるか、途中で回線が乱れた分を次回のレッスンで延長する形で対応しています。

「オンラインだから仕方ない」と、受講者側だけが負担する形にはしていません。

特別な機材を揃える必要はある?

基本的には、スマートフォン1台で受講できます。

最近のスマートフォンは、画質・音質ともに十分な水準にあります。

そのため、外付けのマイクやカメラを新たに用意していただく必要はありません。

それよりも重要なのは、安定した通信環境です。

Wi-Fiを利用する場合は、ルーターから離れすぎない場所で受講するなど、できるだけ安定した通信環境を確保していただくことをおすすめしています。

誤解のないように、正直にお伝えしたいこと

ここまで読むと、

「オンラインなら誰でもすぐに劇的に改善できる」

ように聞こえるかもしれません。

しかし、そうではありません。

実際に卒業された方からいただく声も、

「劇的に変わったというより、じわじわ良くなっていった」

というものがほとんどです。

発声の改善に近道はありません。

地道なトレーニングを積み重ねる必要があります。

オンラインは、その地道な積み重ねを続けやすくするための形です。

魔法の手段ではありません。

また、これは対面指導そのものを否定するものでもありません。

対面には対面の良さがあります。

ただ、

「感覚だけに頼らず、解剖学と音声学という2つの科学的な視点から声を論理的に紐解く」

という私たちの指導哲学にとって、オンラインという形が最も理にかなっていた。

これが、LogiVoがオンライン専門を選んだ正直な理由です。

まとめ

LogiVoのオンライン専門という形は、制約から生まれた妥協ではありません。

対面とオンラインの両方で指導を行い、コロナ禍をきっかけにオンラインでの指導経験を大きく蓄積した結果、オンラインには独自のメリットがあることを実感しました。

さらに、住環境の制約から生まれた「大きな声を出さないトレーニング」も、オンラインでの継続的な実践と非常に相性の良いものでした。

発声をより客観的に学び、身体の使い方を改善し、レッスン後も継続的に復習できる環境を追求した結果、現在のオンライン専門という形にたどり着きました。

オンラインで本当に発声を改善できるのか。

もしそのような疑問をお持ちであれば、まずは体験レッスンで、実際にオンラインでの発声指導を体験してみてください。

LogiVoが、あなたの発声の悩みを解決するための方法として合っているかどうかを、ご自身で確かめていただければと思います。

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